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自分が道に迷ったと気づいた時は気が気じゃなかった。支えにしてた木が音を立てた傾いた時や、登山道の目印の赤テープだと思って近づいたらただの紅葉だった時や、リュックの側面にホールドしていたはずの水がなくなってた時、何度も絶望と死の予感に苛まれた。それでもぬかるんだ土や苔むした岩に

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足を滑らせながら蜘蛛の巣に顔面突っ込んで登っていって、ようやく登山道に戻れた証の、紅葉じゃない本物の赤テープを見つけた時の高揚はすごかった。自分は下山できる、死なないんだと生の実感をありありと感じた。 画像の木の棒は山麓で出会ってから文字通り俺を支えてくれた相棒 名は「虎之助」

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