ポスト

教室の外に女性教師の海里が目を向けたのは、生徒の美波からの熱っぽい視線を避けるためだったが窓から見える海に、小さな水柱が上がる。 「鯨だ。」 二人同時に口にしたので思わず見つめ合った。すぐに気を取り直し、海里は授業を続けた。湧き上がりかけた想いは胸にしまう。

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ニャコスギ@GosrWjgFzTNCzxB

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