十八人目 「彼にはいつもお世話になっているのです。実験に使う材料を買ってきてもらうことが多いです。長距離の飛行も、お菓子や途中で遊ぶための資金を渡せば快く引き受けてくれますね。羽根のサンプル提供にも応えてくれて、とても助かっています。今度は何を頼みましょうか…」

十七人目 「彼女もまた小生に近づいてきた魔物の一人ですね。オオカミ型ではありますが、少し特殊な触手…？のようなものが生えていましたね。意思を持って動いているようにも見えました…見たことのない魔物ですね、とても気になります…！もう一度丘陵に赴けば会えるでしょうか…」

十五人目 「ついこの間会いましたね。彼には大変お世話になりました。えぇそれはもう…手頃なサンプルを見つけたと思い近づいたらやたらフレンドリーに小生に話しかけてくるものですから興醒めです。人×猫型魔物の言語サンプルならもう十分です。穢らわしい魔物が…小生に話しかけてこないでください」

十三人目 「彼は同期のようなものですね。小生が教会に入ってからあまり時間が経たないうちに彼も来たのでよく覚えているのです。…気になることといえば、彼から時々煙草の臭いがすることでしょうか。吸っている所は見たことがないのですが…体、気をつけてくださいね。折角の健康体なのですから」

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九人目 「彼は小生のことを良く思ってくれているように感じます。血液検査だけは頑なに拒みますが…とても頼もしい方です、能力の扱いにも長けるということなので、今度の外出時には同行をお願いしましょうか。小生も助かります。モノクルもとても似合っていますよ」