No.823 岡本かの子「生々流転」より #空想書写 鳥ではなくて烏（からす）です。確かに烏は独特の歩き方をしますね。テトテト走っていたり、両足を使ってジャンプしながらステップしていたり。ちょうど今時期は繁殖期で頭を狙って攻撃してくることもありますので注意してください。それでは、どうぞ。

No.822 島崎藤村「家」より #空想書写 父方の祖父母の家に大きな庭があり、盆や正月に従妹たちが集まると皆で庭で遊んでいました。そのような時に祖母が縁側でさやえんどうの筋を取っていたり、枝豆をハサミで枝から落としていたり笑顔で家事をしていたのを思い出します。それでは、どうぞ。

No.821 岸田國士「双面神」より #空想書写 いつの間にか近隣のお宅のあちこちで紫陽花の花を見ることが出来るようになりました。ピンク系や青、紫、白など綺麗ですね。土壌で色が云々聞きますが、１カ所から何色もの花があるのは不思議です。それでは、どうぞ。

No.820 岡本かの子「五月の朝の花」より #空想書写 オタマジャクシから変態したてのヒキガエルは１センチあるかないかでとても小さく、土の上に居たらほぼほぼ気が付かないと思います。小さくても結構ヒキガエル感が出てますので私は好きですが苦手な人が多そうです。それでは、どうぞ。

No.819 宮本百合子「街」より #空想書写 この書写をされている方のほとんどは黒髪、茶の瞳の持ち主だと思います。一度は淡い色の髪の毛や青や緑の瞳に憧れたのではないでしょうか。カラコン使ったり美容院に行けば出来なくは無いですが一般職の私には出来ません。それでは、どうぞ。

No.818 夏目漱石「幻影の盾」より #空想書写 有名な花占いは花びらを１枚１枚抜くやり方だと思います。欧米ではタンポポの綿毛をひと吹きで全ての種を飛ばせれば恋が実ると言われているそうです。漱石さんの占いはどのような占い方法なのか気になりますね。それでは、どうぞ。

No.817 竹内浩三「五月のように」より #空想書写 あっと言う間に五月も後半になってしまいました。こんなに爽やかな季節ですが、五月病など鬱々した気持ちになる人もいらっしゃるようです。皆様がお題のように楽しく過ごして夏を迎えらますように。それでは、どうぞ。

No.815 室生犀星「あじゃり」より #空想書写 家系なのでしょうか、私は生まれた時から色が黒く色白の自分が想像出来ません。しかも、南方寄りの顔なので色白が似合わないと思います。ところが仕事のパートナーの男の子は私の知り合いで過去一の色白です。それでは、どうぞ。

No.814 石川欣一「比島投降記 ある新聞記者の見た敗戦」より #空想書写 贅沢なランチですね。お昼にお腹いっぱいのステーキなど食べたら、午後の仕事は確実に睡魔との闘いになってしまいます。でも、夜を少なめ昼間にしっかりといただくのが体には良さそうな気がします。それでは、どうぞ。

No.813 佐藤垢石「みやこ鳥」より #空想書写 張りつめていた気がスッと楽になると肩の力が抜けて安堵と共に眠くなりますね。夫の実家の菩提寺のお坊さんは毎回笑いをとりたいようで面白い話ばかりしてきますから眠くなるどころか目が覚めます。それでは、どうぞ。

No.812 槇村浩「長靴」 #空想書写 NECさんの「バザールでござーる」を思い出させるお題。子供っぽい作品だなと思ったら、この作品は槇村さんが小学校中学年くらいの時に書いた作品のようです。それでは、どうぞ。 ※この詩は全文になりますので、”より”という言葉は省いてあります。

No.811 横光利一「欧洲紀行」より #空想書写 マロニエを調べてみると、見たことがない花でした。何故、マロニエという名前を知っているのだろうと考えたのですが、喫茶店や洋菓子屋さんの店名で「マロニエ」がいくつかあったのを思い出しました。皆様はマロニエ知っていましたか？それでは、どうぞ。

No.810 坂口安吾「明治開化　安吾捕物」より #空想書写 私は後先考えず家を出て一人暮らしを始めてしまったので、なかなかの貧乏生活をしていた時期もありました。お題に出ている最低生活の食事は随分豪華にです。やはり最低でも色々な食材を摂取しなくてはいけませんね。それでは、どうぞ。

No.809 松本泰「緑衣の女」より #空想書写 席で喫煙可能な店が減ったので、このような光景はほとんど見られなくなりました。居酒屋でも喫煙者がたびたび喫煙ブースに行くのが以前は不思議な光景に感じましたが今では当たり前になりました。吸う方もその状況に慣れたのでしょうか。それでは、どうぞ。

No.808 豊島与志雄「夢の卵」より #空想書写 とある王子が毎夜見る楽しい夢を捕まえようと奮闘しています。楽しい夢はよく見ますが、捕まえるという発想が面白いですね。過去に夢で大笑いして自分の声で目が覚めたことがありますが、夢の内容は残念ながら覚えていません。それでは、どうぞ。

No.807 小泉節子「思い出の記」より #空想書写 小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）さんの奥様の書かれたものです。 昨今、訪日外国人の方が多くいらっしゃいます。かなり日本通の人も多いようですね。小泉八雲さん、永住されたとなると日本を相当愛して下さったのでしょうね。それでは、どうぞ。

No.806 村山俊太郎「子どもの世界」より #空想書写 季節柄、強風の日が多く風の音というとゴーゴーと強い音を考えてしまうのですが、お題の雰囲気から察するに優しい風の音なのでしょうね。優しい風の音と思うと風にそよぐ木々の葉の音を感じます。私にはとても癒しの音です。それでは、どうぞ。

No.805 竹久夢二「少年・春」より #空想書写 地面にも木々にも緑がとても増えました。まだ、色も優しく夏の緑とはやはり違います。この季節のそよ風は気持ちがとても良いですね。自宅でノンビリそよ風にあたっていたら、うっかり居眠りしてしまいそうです。それでは、どうぞ。

No.804 岡本かの子「河明り」より #空想書写 対比のお題です。色とりどりの花たちはきっと香りも放ち、思わず顔が笑顔になりそうな１行目。２行目は非常にシンプルな世界ですが、竹は清々しさ、清さを感じられますね。私はどちらも好きです。それでは。どうぞ。 ※爛漫（らんまん）

No.803 吉川英治「随筆　私本太平記」より #空想書写 私は文才がありませんので、吉川さんのおっしゃる五月の発想がどのようなものなのか、とても気になります。五月はとても爽やかですので、それはきっと素敵な発想なのだろうと思います。それでは、どうぞ。

No.802 押川春浪「南極の怪事」より #空想書写 海岸には色々なものが転がっています。遠くから流されてきたであろう木やゴミもあるのですが、子供の頃はピンク色の桜貝や小さな巻貝を探すのに夢中でした。小箱に入れて宝物にしていました。それでは、どうぞ。

No.801 田山花袋「田舎教師」より #空想書写 異国の人からみたら食べる音に様々な擬音があるなんて不思議でしょうね。沢庵のガリガリは分かります。お茶漬けのさらさらは実際の音とは違いますが、当たり前のように使っているので、さらさら以外の音が思い浮かびません。それでは、どうぞ。

No. 799 大杉栄「続獄中記」より #空想書写 日本で一番開花の遅いのが北海道根室市の千島桜だそうで５月上旬から中旬が見ごろだそうです。今季の桜のお題は今回が最後です。桜の木が見えないのに花びらが飛んでくるなんて色々な想像が掻き立てられますね。それでは、どうぞ。

No. 798 田山花袋「新茶のかおり」より #空想書写 今年は一度も鯉のぼりを見ていません。住宅密集地なので難しいのかもしれません。私は弟が居たので実家には黒と赤の鯉ののぼりがありました。兜や金太郎の人形も飾っていた記憶があります。それでは、どうぞ。

No. 797 原民喜「永遠のみどり」より #空想書写 海の色はさまざま。深海の黒もあればマリンブルー、エメラルドグリーン。太陽光、水深、砂の色など様々な要素で色が変わるようです。私が育った地域の海はあまり綺麗ではなかったので沖縄の海はとても感動しました。それでは、どうぞ。

No. 796 尾形亀之助　詩集＜色ガラスの街＞「昼ちよつと前です」より #空想書写 五月の空気はどのようなイメージですか？私はとても爽やかでほんのり緑の香りを含んだイメージがします。空気を比べたことはありませんが１年のうちでトップクラスで好きかもしれません。それでは、どうぞ。