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「新しい通訳の人だよね、よろしくね」 矢継ぎ早に握手を求められて名前を聞かれてとりあえずこなしていく。流石アルゼンチン、コミュニケーションのテンポが早い。ちょっとだけ面食らってしまう。 「ほらほら、こんなに大男に囲まれたらびっくりしちゃうでしょ〜」
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「赤ちゃんのトオルが女の子を庇ってる」 及川君は周りにからかわれながらさり気なく私とチームメイトの間に入る。久しくされていなかった女の子扱いにドギマギしてしまう。 「じゃあ俺達練習戻るからまた後で」 及川君は私にヒラヒラと手を振るとチームメイトの背中を押してコートに戻っていった。