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満月の夜。月の光は地下の穴蔵には届かない。 #twnovel 穴蔵は電気蛍の薄明かりによる緑色。壁に、天井に、床に無数の昆虫型ロボットが蠢いている。その中央にいる巨大な虫が短いビープ音をたてて身震いすると、綺麗なメタリックレッドの体が輝く。それは車輌の形にも人の形にも見えた。

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空と旅人文庫@tenbyoutantei

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低木と草の中をモスグリーンのディーゼル車輌はのろのろ進んでいた。 #twnovel 「一応レールの点検はして来ているが、廃線の間はゆっくり進む。本線に入ったら加速するよ。」Jは眠っているのか何も言わない。僕はダイヤの隙間を考えていた。 僕達は知らなかった。他にも乗客がいた事を。

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