第657回 ｢老婆心切(ろうばしんせつ)｣ 必要以上に世話を焼きすぎること。 ｢老婆心｣は年とった女性の必要以上の気遣いのこと。｢切｣は思いがひたすらで強いさま。 もと仏教の語で、師匠である僧が修行者を親切に教え導くこと。 #よじしょしゃ

第645回 ｢巾箱之寵(きんそうのちょう)｣ 箱に入れて常にかたわらに置き、離すことができないもの。 ｢巾箱｣は身近に置いて書物を入れる布張りの小箱、手文庫のこと。｢寵｣はかわいがる、気に入る意。 #よじしょしゃ

第644回 ｢車載斗量(しゃさいとりょう)｣ 人や物の数や量が多くてはかりきれないことのたとえ。 車に載せ、ますで量る意。 #よじしょしゃ

第643回 ｢篳路藍縷(ひつろらんる)｣ たいへん苦労をして働くこと。貧しく身分の低い身から出発し、困難を乗り越えて事業をはじめること。 柴で作った粗末な車とぼろの着物の意。 ｢篳｣はいばら・しば。｢藍縷｣はぼろ・やぶれごろも。 #よじしょしゃ