No.807 小泉節子「思い出の記」より #空想書写 小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）さんの奥様の書かれたものです。 昨今、訪日外国人の方が多くいらっしゃいます。かなり日本通の人も多いようですね。小泉八雲さん、永住されたとなると日本を相当愛して下さったのでしょうね。それでは、どうぞ。

No.805 竹久夢二「少年・春」より #空想書写 地面にも木々にも緑がとても増えました。まだ、色も優しく夏の緑とはやはり違います。この季節のそよ風は気持ちがとても良いですね。自宅でノンビリそよ風にあたっていたら、うっかり居眠りしてしまいそうです。それでは、どうぞ。

No.804 岡本かの子「河明り」より #空想書写 対比のお題です。色とりどりの花たちはきっと香りも放ち、思わず顔が笑顔になりそうな１行目。２行目は非常にシンプルな世界ですが、竹は清々しさ、清さを感じられますね。私はどちらも好きです。それでは。どうぞ。 ※爛漫（らんまん）

No.803 吉川英治「随筆　私本太平記」より #空想書写 私は文才がありませんので、吉川さんのおっしゃる五月の発想がどのようなものなのか、とても気になります。五月はとても爽やかですので、それはきっと素敵な発想なのだろうと思います。それでは、どうぞ。

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No.801 田山花袋「田舎教師」より #空想書写 異国の人からみたら食べる音に様々な擬音があるなんて不思議でしょうね。沢庵のガリガリは分かります。お茶漬けのさらさらは実際の音とは違いますが、当たり前のように使っているので、さらさら以外の音が思い浮かびません。それでは、どうぞ。

No.800 牧野信一「陽に酔つた風景」より #空想書写 汽車を見たことがありますか？そこそこの年齢の私でも電車が主流の時代の生まれですので汽車は見たことがありません。何故か北海道出身の友達数人は電車の事を汽車と言ってたななんてことを思い出してしまいました。それでは、どうぞ。

No. 799 大杉栄「続獄中記」より #空想書写 日本で一番開花の遅いのが北海道根室市の千島桜だそうで５月上旬から中旬が見ごろだそうです。今季の桜のお題は今回が最後です。桜の木が見えないのに花びらが飛んでくるなんて色々な想像が掻き立てられますね。それでは、どうぞ。

No. 798 田山花袋「新茶のかおり」より #空想書写 今年は一度も鯉のぼりを見ていません。住宅密集地なので難しいのかもしれません。私は弟が居たので実家には黒と赤の鯉ののぼりがありました。兜や金太郎の人形も飾っていた記憶があります。それでは、どうぞ。

No. 797 原民喜「永遠のみどり」より #空想書写 海の色はさまざま。深海の黒もあればマリンブルー、エメラルドグリーン。太陽光、水深、砂の色など様々な要素で色が変わるようです。私が育った地域の海はあまり綺麗ではなかったので沖縄の海はとても感動しました。それでは、どうぞ。

No. 796 尾形亀之助　詩集＜色ガラスの街＞「昼ちよつと前です」より #空想書写 五月の空気はどのようなイメージですか？私はとても爽やかでほんのり緑の香りを含んだイメージがします。空気を比べたことはありませんが１年のうちでトップクラスで好きかもしれません。それでは、どうぞ。

No. 795 岡本綺堂「玉藻の前」より #空想書写 短い文ですが、賑やかさと静けさの対比が美しいお題を用意しました。数週間前にお題のような状況を過ごしましたが、今は嘘のように景色が変わりました。鮮やかな緑の葉をいっぱいつけて今は少しやんちゃさを感じる桜に囲まれています。それでは、どうぞ。

No. 794 徳冨健次郎「みみずのたはこと」より #空想書写 立春から88日経った日が八十八夜。今年の八十八夜は5/1今日に当たります。季節の変わり目の不安定な気候、八十八の字を組み合わせると米になるので農業では重要視される日だそうです。それでは、どうぞ。

No. 793 竹久夢二「朝」より #空想書写 ご近所さんのお宅が濡れ縁の周りに沢山のスズランを育ててらっしゃいます。今年も次々に咲き始め本当に可愛らしいです。香りが良いらしいのですが距離があるので姿だけ愛でさせてもらっています。それでは、どうぞ。

No. 792 田山花袋「新茶のかおり」より #空想書写 幼なじみ宅で素麺をご馳走になると水を張った硝子の器に綺麗に揃えられた素麺が入っていて缶詰の蜜柑が２つと緑のモミジが乗せられていていつも感動していたのを覚えています。なのでお題を見た瞬間に思い浮かんだのは素麺でした。それでは、どうぞ。

No. 791 野口雨情「枯草 ― 籠に飼はれし鶯に」より #空想書写 北海道の一部では桜が見ごろだそうですね。さすが広いだけあって最初に咲くエリアと最後に咲くエリアでは1か月弱ほどの差があるようでGW明けが見ごろの所もあるそうです。それでは、どうぞ。 ※帳（とばり）仕切りなどに使う垂れ布

No. 790 久生十蘭「あなたも私も」より #空想書写 幼少期、ジュースと言えばオレンジかグレープの二択だったような気がします。高校辺りになるとコーヒーや紅茶ばかりになりジュースを飲む機会はグッと減りましたがたまにいただくと美味しいですね。私は桃のジュースが好きです。それでは、どうぞ。

No. 789 児玉花外「菜の花物語」より #空想書写 タイトルの印象とは違う少し不気味なお題。幼少期、夢と現実が混乱したのがやはり蝶の夢。稲光が起こった時に隣の家の壁に壁と同じくらいの大きさの蛾が止まっていてパニックになりました。今、思い出してもぞっとします。それでは、どうぞ。

No. 788 寺田寅彦「軽井沢」より #空想書写 うぐいすはとても特徴的な鳴き声ですし、若い鳥は鳴き方が下手で応援したくなります。ちょうど声が聞こえる季節も良いのでしょうね。カラスの声は嫌いというのは聞いたことがありますが、うぐいすの声を嫌う声は聞いたことがないです。それでは、どうぞ。

No. 787 宮城道雄「春雨」より #空想書写 思い出は時間と共に少しずつ変化しているような気がします。良い風に変わることもあれば悪い方に変わってしまう事もありそうです。自分の都合の良い方へと言うわけでもなさそうで不思議な現象ですね。それでは、どうぞ。

No. 786 寺田寅彦「自画像」より #空想書写 成長が止まればその後は老化するばかり。食生活を見直したり、金をかけて手入れして進行を遅らせたりは出来るのでしょうが老化は避けられません。有難いことに視力もだんだんと悪くなりますので鏡に映る自分は少しぼんやりです。それでは、どうぞ。

No. 785 芥川龍之介「運」より #空想書写 こちらはすっかり葉桜になりました。つい先日まで淡いピンクに染まっていた光景が嘘のようです。東北の方は綺麗に咲いているようで北海道の方はまだ蕾だそうです。北のエリアも遅い春がやっと訪れますね。それでは、どうぞ。

No. 784 夏目漱石「虞美人草」より #空想書写 春の雨の風情あるお題を用意しました。最近の雨は風情を味わうというより台風のような困った雨が多く、通勤時にあたるととても困ります。優しい雨なら少し足を止めて春の雨の景色を眺めてみるのも良いですね。花もあって綺麗でしょう。それでは、どうぞ。

No. 783 小川未明「扉」より #空想書写 今日は文具系のイベントに行ってきました。書写をされている方は文具好きの方も多いでしょうから、もしかしたら傍にいらっしゃった方もいるかもしれませんね。大型連休前の出費は痛かったですが、楽しかったので良しとしましょう。それでは、どうぞ。

No. 782 中原中也「金沢の思ひ出」より #空想書写 怖いとか楽しすぎた思い出など、強い感情はその時の音や匂いなど色々な情報と共に脳に格納されるのでしょうか。私も音や匂いなどをきっかけに過去の思い出がブワーっとよみがえることがよくあります。それでは、どうぞ。

No. 781 三木清「語られざる哲学」より #空想書写 以前はショートスリーパー（３時間）でしたが今は５時間ほどの睡眠をとるようにしています。５０代になった頃から徹夜をするとてきめんに翌日の仕事に響くようになってしまいました。徹夜で本にのめりこみたいです。それでは、どうぞ。

No. 780 佐々木邦「いたずら小僧日記」より #空想書写 ある人の悪口を思いつくまま日記に書いていたら、その日記の写しを当の本人に朗読されてしまうという恐ろしいシーンから。お題に出した部分はほんの一部。相当、色々書いてしまっています。それでは、どうぞ。