伽羅蕗の良き香良き艷片隅に #候刻み

【候の季語515+3237】伽羅蕗（きゃらぶき：生活○） ◇伽羅蕗を煮返す妻や今日も雨（増田龍雨・龍雨俳句集） #pephaiku #候刻み 旧4月22日（二十三候/紅花栄）

半ズボン男子は基本同い年 #候刻み

「由野の春（2024）」より 　　my fav5 春光や胎児の鼻の高きこと 土恋し虹彩薄き人の言ふ チェルシーの小さき折鶴昭和の日 色鉛筆に使はぬ色や春惜しむ 山羊の目の黒目横向き木の芽時 #候刻み　#yoshinono

お父さんアルタの前の半ズボン 　#asedaku　#候刻み

kigo　～半ズボン～ 短パンでであるかないでくれよ君 #候刻み　#さみしい夜の句会

kigo　～半ズボン～ 半ズボンみぎへ曲がればみぎ曲がる #候刻み　#さみしい夜の句会

【候の季語514+3237】半ズボン（はんズボン：生活○） ◇旅の荷の中より出して半ズボン（黒坂紫陽子・馬酔木） #pephaiku #候刻み 旧4月21日（二十三候/紅花栄）

『羽沖の春2024』よりご紹介 打つ波の迅し岩海苔掻き取るに 梅見かな重病説の人と酌み 筑波嶺の見える二階へ白魚飯 春の夜にる二つ宿る春の夜 こころなしか躰やわらか春暑し 天領や一直線に畔青む それを見し朝もあるはず桑の花 #haneoki72kou #候刻み

『関屋の春2024』よりご紹介 集句集並べる非番梅見ごろ メッセージ三通バレンタインの日 初花やタコ公園のうすぐもり 暖かや庭園のみの入場券 明るさの黄色味帯びて春の雨 桜湯や言葉を選ぶ間のわずか 陶器屋は文具屋を右製茶の香 #pephaiku #候刻み

『綉綉の春2024』よりご紹介 帰らうとどちらも云はぬ春の海 恋猫やたれに似たやら傷だらけ 囀りや人と話すは三日ぶり 花人やはぐるるものは夢に置き 少しだけ地球くすぐる潮干狩 さくら湯の置かれはじめて逢ふ妹 迷ひつつ悩みつつ桑の花ひらく #pephaiku #候刻み

夏畑陰に日向に生命あり #候刻み

「綉綉の春（2024）」 　my fav5 帰らうとどちらも云はぬ春の海 花冷やいつの間にやら腕のなか 鰆来て小魚脅え逃げ惑ふ 木の芽風吹くはそよとやけんくわえれじい 初雷やこれから効いてくる薬 #候刻み　#pephaiku

#候刻み　第二十二候　蚕起食桑 鹿の子　鹿の子や産むなら奈良で産んどくれ 雛罌粟　ひなげしやみな仲よしのふりをして ハンカチ　ハンカチふれど両手あげれど射る銃弾 川蜻蛉　子を残すまでさまよひぬ川蜻蛉 氷を供ず　氷を供ず盗つ人どもを蹴散らして 網戸　網戸あけ白き手たれを招き入れ pephaiku

#候刻み　第二十一候　竹笋生 胡瓜揉む　口答へここはこらへて胡瓜揉む 蝙蝠　かうもりや明日はジブリのオーディション 木苺　木苺や四粒食べても死なないよ 黒船祭　留学生浴衣姿で黒船祭 蜜豆　みつ豆やゆび環ないゆび匙すくふ pephaiku

#候刻み　第二十候　蚯蚓出 腹当　よいことはみな後で知る腹当も 南十字星　逢ひたいはあたしよ南十字星 カーネーション　カーネーションもらふことない道歩み 穴子　刺されたる穴子はわれのあしたかな 青みどろ　口ぐせはお前出て行け青みどろ pephaiku

kigo　～夏畑～ 外国人よく働きぬ夏畑 #候刻み　#さみしい夜の句会

しばらくの時間静かな夏畑 　#asedaku　#候刻み

蚕豆の皮を子が吹く無人駅 　#asedaku　#候刻み

【候の季語513+3237】夏畑（なつばたけ：地理●） ◇夏畑に折々うごく岡穂かな（嵐雪・渡鳥） #pephaiku #候刻み 旧4月20日（二十三候/紅花栄）

第二十二候［蚕起食桑］ #候刻み 鹿の子を見る目怖ろし弓具職 雛罌粟や風琴風だけを残して 韋駄天のハンカチさっきから落ちそう 海知らぬ色と思えぬ川蜻蛉 天平の遣いの如し氷を供ず #asedaku　#haneoki72kou

第二十一候［竹笋生］ #候刻み 泣きそうね男のくせに胡瓜揉み 雨垂れを模範演技とする蝙蝠 木苺が苺に話しかける朝 巨大ループな夜明けぜよ黒船祭 にこにこの人がますます蜜豆に #asedaku　#haneoki72kou

第二十候［蚯蚓出］ #候刻み 腹当や瀬戸内海に嘘語源 ひしもちと見る人もありサザンクロス 株元を風も通さずカーネーション 縁どりてバケツの底の穴子かな 煙に巻く水のとまどい青みどろ #asedaku　#haneoki72kou

「関屋の春（2024）」より my fav.5 集句集並べる非番梅見ごろ　 流れ着く電球一つ春の海 暖かや庭園のみの入場券 黒文字を舐めてしまいの蕨餅 初雷や瞑る瞼に今朝の夢 #候刻み　#pephaiku

第二十二候［蚕起食桑］ #候刻み 鹿の子のやる気スイッチ舐める母 雛罌粟や広場の子らの数十人 辛いもの好きのハンカチ二枚持ち ヨボヨボかヨチヨチなのか川蜻蛉 氷を供ず茹で蛸のよな帰宅子女 破れ網戸千住老舗の町中華 #pephaiku

第二十一候［竹笋生］ #候刻み 胡瓜揉グラスは青の江戸切子 蝙蝠や浚渫船のゆるき水脈 木苺がただしくんちの裏の山 旅の地に黒船祭師の言葉 数Ⅲの問題集と蜜豆と #pephaiku

第二十候［蚯蚓出］ #候刻み 腹当の両脇腹の天使かな 方言の指さす南十字星 姉妹の姉のだいじにカーネーション 穴子一本一貫一合徳利一本 青みどろ居ついて次はだれの番 #pephaiku

網戸から入って来れたのか君 　#asedaku　#候刻み

中段の構へ蚕豆凛として #候刻み

kigo　～蚕豆～ そら豆やゆでられ莢にゆめ残し #候刻み　#さみしい夜の句会

【候の季語512+3237】蚕豆（そらまめ：植物○） ◇蚕豆や酒戒むる人もなく（三栖隆介・顳顬） #pephaiku #候刻み 旧4月19日（二十三候/紅花栄）

#候刻み　由野の春　2024　より ・三年の居らぬ校舎の余寒かな ・いがまんじゆうの素直な重さ入彼岸 ・苦しげなかたち鹿尾菜を日に干せば ・チェルシーの小さき折鶴昭和の日 ・色鉛筆に使はぬ色や春惜しむ 　　一句ならば ・春の夜のどの抽斗に詩の欠片 #pephaiku

#候刻み　羽沖の春　2024　より ・フジの朝まの字こぼれて目刺かな ・打つ波の迅し岩海苔掻き取るに ・蜂の前に棒高跳びの棒が立つ ・春の夜にる二つ宿る春の夜 ・ずっとっていつからからから風車 　　一句ならば ・関ヶ原合戦図屏風浅蜊飯炊けて #pephaiku

#候刻み　関屋の春　2024　より ・集句集並べる非番梅見ごろ ・集団で生きる街なり蜂踊る ・割き難き午の割箸時正の日 ・彼岸河豚岩手の米と能登の塩 ・ハムサンド頬張る十時頬白来 　　一句ならば ・朝顔蒔くこの地で生きていくのだぞ #pephaiku

網戸建てて吾と野性を分かつ夜 #候刻み

kigo　～網戸～ 網戸あけ白き手たれを招き入れ #候刻み　#さみしい夜の句会

【候の季語511+3237】網戸（あみど：生活○） ◇朝食は網戸より風招きつつ（稲畑廣太郎・閏） #pephaiku #候刻み 旧4月18日（二十二候/蚕起食桑）

氷を供ず街道の石退けよ #候刻み

kigo　～氷を供（くう）ず～ 氷を供ず盗人どもを蹴散らして #候刻み　#さみしい夜の句会