【冠句】久佐太郎の句10 清々し　初夏なり朝餉海に対す 浴衣がけ　フト鏡台へ春を追う 未完成　うなたれし薔薇とピアノの灯 秋の幸　杣が吸ひ込む海の風 　　・炎帝時に戯る(聨) 無惨とや　コップ微塵に叩きつく ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

【冠句】久佐太郎の句9 初日の出　それより代々のめでたけれ 雪眩し　何すれぞ君見つめざる 雪眩し　白きに恥ぢるこころとや 形ばかり　咽ぶよ月へ無縁 呑気者　もう枯れ切つた叔父の洒落 ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

【冠句】久佐太郎の句8 冠翁忌　矢車よりも高い風 奥深く　筆嚙めば灯も呼吸づくよ 導かれ　子は地蔵絵に推し黙り 高架の灯　故郷だエールどつと湧き 朝が訪ひ　花屋仲よく町へ来る 風涼し　夕刊が散る卓の薔薇 ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

冠句募集 冠題:梅雨晴間 5月末まで DMに投句ください。 投句された一覧を6月初めに Ｘにアップする。 6/5までに投句者による互選。 特選2点、準選1点とする。 互選結果をＸにアップする。 はじめての試みです、ご意見ください。 #冠句

【冠句】久佐太郎の句7 初日影　いまは車庫を出る音まろし 夕涼み　話せば巡査洒落も云ひ 風もよし　牛のあゆみも春のもの 翁に告ぐ　けふを晴れたり夏木立 世に伝ふ　このよろこびを親雀 ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

【冠句】久佐太郎の句5 じつといる　それに煩さい人の口 夢心知　ココロホルムは恋の味 逝く春は　角兵衛獅子の捨て蜜柑 そのままに　父の怒りへ遠くゐる 涼しさは　ピーチ・パラソル・ソロが濡れ ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

【冠句】久佐太郎の句4 懐かしさ　臍の緒とある母の文字 影さして　ロボット今や動くらし とりかこみ　寝棺へ一人釘を打ち また一人　死んだ知らせの夜を黙し 黒々と　良夜を外れた小提灯 ＊お好きな句はどれですか？ 文芸塔公式ブログ bungeitou.exblog.jp #冠句

【冠句】久佐太郎の句3 隅つこに　魂がゐて病みほうけ 雪ならむ　子の手にキラリ体温器 拭いている　鏡の呼吸へ雪を知り 散り散りに　巣立てど春は尚浅し 柳芽ぐむ　痛いこころに触れた朝 ほろ苦い　夢夢それも遠く消え 鯉のぼり　たためば座敷走る風 ＊お好きな句はどれですか？ #冠句

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2024/5/20京都新聞【冠壇】 通勤路 #冠句 pic.twitter.com/A40jXsT0G8