今日の夕刊です。京都総局から文化部に戻り、久しぶりに美の履歴書を書きました。鉄斎の作品の面白さを共有していただけると嬉しいです。#京都　#鉄斎　#アート （美の履歴書:847）「妙義山図・瀞八丁図〈右隻〉」　富岡鉄斎　連なるアーチ、その先は asahi.com/articles/DA3S1…

【特別講演開催のお知らせ】本日１４時から講堂にて特別講演を開催致します。テーマは「鉄斎－粉本に見る学びの跡－」で、講師は元清荒神清澄寺鉄斎美術館学芸員の奥田素子氏です。聴講ご希望の方は１３時より講堂前で配布する「参加証」をお受け取り下さい（先着１００名）。 #大和文華館 #鉄斎 pic.twitter.com/PoxzZ8RlFg

片手を垂下し、蓮の上に立つ阿弥陀如来の姿を描く「#阿弥陀如来図」（大和文華館蔵）は、淡い墨と色彩が見る者の心に安らぎを与えます。画面左の六角印「無量寿仏堂」は、鉄斎のアトリエの名で、無量寿仏とは阿弥陀如来のことです。画と印の有機的なつながりを意識した、鉄斎ならではの趣向です。#鉄斎 pic.twitter.com/76wlbNi1PD

【続く】自身の画作について、鉄斎は「ただもう、書物の中から抜き出して絵をかくばかりだ」と述べていました。鉄斎が読んできた膨大な和漢の書物は、その多彩な書画のイメージ・ソースでもあったのです。文人としての矜持が窺えるひとことです。#老子出関図 #淵明遊興図 #鉄斎

【続き】鍾馗を朱色で描くのは、中国では赤が魔除けの色とされるためです。また画面右上の自題には「正気駆邪」、すなわち正気（＝鍾馗）が邪を追い払うという語呂合わせのことばが書されています。日中の文化に明るい鉄斎だからこそ描けた鍾馗図といえるでしょう。#朱描鍾馗図 #鉄斎

弓矢を手に岩座に坐す初代天皇・神武天皇を、やまと絵や琳派をおもわせる鮮明な彩色で描きます。画面右上には、天皇が磯城討伐に赴いた際、疲労した皇軍を慰めるため詠んだといわれる歌を書しています。その優れた文芸とともに、国始めの天皇を顕彰した作品です。#神武天皇像 #鉄斎 #大和文華館 pic.twitter.com/uBekc2lm9B

#日曜美術館 見逃し配信はこちら💁 番組最後でも紹介されましたが、 #富岡鉄斎 の没後100年を記念した企画展「没後100年　富岡鉄斎」は、この夏、富山にて巡回開催します✨ 番組内でも紹介された名品《富士山図》は富山県内初公開です😍 お楽しみに〜‼️ #富山県水墨美術館 #水墨美術館 #鉄斎

なお、この「#漁邨暮雨図」については、本日午後２時から講堂で開催する日曜美術講座「富岡鉄斎の中国憧憬」のなかで、当館学芸員・都甲さやかが詳しく解説する予定です。聴講ご希望の方は本日午後１時より講堂前にて配布する「参加証」をお受け取り下さい（先着 １００名）。#大和文華館 #鉄斎

【続き】近くでよく見ると、風雨にひらめく村の酒旗や、笠をつけている人々、翻弄される舟など、様々なモチーフが描かれます。前年に帰国した中国の知人・羅振玉のために、宋末元初の画僧・牧谿の画風に倣って描いた佳品です。#大和文華館 #鉄斎 #漁邨暮雨図

85歳のときの作「漁邨暮雨図」（#清荒神清澄寺鉄斎美術館 蔵）。暮れの漁村に襲来する風雨を、墨の濃淡と乾潤を駆使して迫力たっぷりに描きます。画面上下にジグザグと積みかさなるモチーフが、まるで地を這う龍のようにもみえます【続く】。#大和文華館 #鉄斎 #漁邨暮雨図 pic.twitter.com/7E5toO6Vc9

画家・田能村直入の死に際して鉄斎が描いた「#閻魔図」（大和文華館蔵）。直入が地獄の閻魔大王や鬼達の前で画を描く姿に、「彼は閻魔の前で何を描くだろうか」との言が添えられます。生涯を画に捧げた直入のことだ、死んでも絵筆は放すまい－そんな亡友への想いが表れているのかもしれません。#鉄斎 pic.twitter.com/9fX3UhDZmX

「#車海老図」は、元旦に三津浜（愛媛県松山市）の近藤家から送られてきた、新鮮な車エビを描いた作品（大和文華館蔵）。画面左上には「色んな塩焼きがあるが、三津浜の海老の美味しさにかなうものはない」との句が書されています。書と画のかろやかな筆致に、鉄斎のよろこびが伝わる一品です。#鉄斎 pic.twitter.com/x2aY5eJvcC

【続き】鉄斎は、大正7年（1918）に早世した愛息・謙蔵の追善にあたっても、「出山釈迦図」の主題を選んで描き、菩提寺である是住院（京都）に奉納しました。悩みを抱え、悟りの途上にある「釈迦」のモチーフは、鉄斎にとって生涯、特別な思い入れが有るものだったようです。#鉄斎 #出山釈迦図

「#出山釈迦図」（大和文華館蔵）は、6年間の厳しい修行の末、苦しいだけでは悟りは得られぬと気づいて下山する釈迦の姿を描いています。皎々と照らす月明り、ひえびえとした雪の山道を下る失意の釈迦のこまやかな面貌表現と、寒風にあおられ翻る着衣の粗いタッチの線の対比が見所です【続く】。#鉄斎 pic.twitter.com/Eq7xffS4fv

【続き】鉄斎と40年余りの交流を結んだ近藤家は、愛媛県松山市の三津浜の人でした。三津浜は夏目漱石の名作「坊ちゃん」にも登場する、歴史ある四国の海の玄関口の一つです。三津浜から贈られる四季折々の海の幸の御礼に、鉄斎は多くの書画を描きました。「#鮮魚図」はその一つです。#大和文華館 #鉄斎

愛らしい二尾の魚を即興的に描く「鮮魚図」（大和文華館蔵）。愛媛の港町に住む友人・近藤氏から新鮮なタイとマトウダイを送られ、それを即座にスケッチし、近藤氏に贈った作です。書と画のかろやかな筆遣いに、鉄斎のよろこびが現れるかのようです【続く】。#大和文華館 #鉄斎 #鮮魚図 pic.twitter.com/lxbLNJvYDC

鉄斎54歳のときの作「#攀嶽全景図」（大和文華館蔵）は、堂々とした富士山を描く縦2Mほどの大作です。巨大な火口、赤茶けた岩塊のような無骨な姿は、40歳の説きに富士登頂を果たした体験に基づくとみられます。山道を歩む、小さなアリのような登山者達の姿が、富士の大きさをより引き立てます。#鉄斎 pic.twitter.com/51kPnilAER

今日は #鉄斎 を 満喫 青紅葉きれいだなー #京都市 pic.twitter.com/kNpQuuV13U

きょうから特別企画展「#没後１００年富岡鉄斎－知の巨人の足跡－」が始まりました。当館所蔵の近藤家コレクションや「#清荒神清澄寺鉄斎美術館」の所蔵する鉄斎作品を通して、彼の生涯に亘る精力的かつ多彩な芸術活動の足跡をぜひお楽しみ下さい。来月１９日（日）までの開催です。#大和文華館 #鉄斎 pic.twitter.com/rWcgTa152z