あめつちに 小滿いたれば草木の 繁りて蠶起食桑 二十四節気のひとつである小満を迎える頃には、若葉が力強く成長して天地に生気が満ちるので、蚕も大きくなって桑の葉をよく食べるようになる。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98831 pic.twitter.com/LlXjrsa41B

見るからは かくて折しも過ぎがてに 初音きかせよ汝ほととぎす その姿を見たからには、このまま通り過ぎることはできないので、お前の今年初めての鳴き声を聴かせなさい。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98800 pic.twitter.com/ro9zD8ADqB

里馴れし 老蘇森の時鳥 き鳴き響もす宿の橘花 人里に馴れた、近江八幡にある奥石（おいそ）神社の森に住むホトトギスがやって来て鳴き声を響かせている。我が家の庭の橘の花が咲く木の枝で。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98727 pic.twitter.com/c5yOpiRmvd

望みもて 明日は檜と契りきな 然れど叶はぬこの丗ならねば 翌檜（あすなろ）の木が明日は檜になろうと希望をいだくように、私たちも明日こそは一緒になろうと約束しましたよね。けれども、それが叶う現世ではないので残念です。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98710 pic.twitter.com/SS2l9aQ3sV

神さぶる 龍田の里に風かをる 今もむかしも國のまほろば 今となってはすっかり寂れてしまった斑鳩の里に、若葉をゆらす初夏の風が吹いている。ここはやはり今も昔も国のまほろばであり、美しくも素晴らしい場所なのだ。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98708 pic.twitter.com/HQQsRWb23A

きり髮の ここしう愛しげなる女の 繭籠りては月をながむる 少女のような幼さの残る、いかにも可愛らしい様子の人が、御簾の内にこもって月を眺めているのは、儚くて不安を感じさせる。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/98700 pic.twitter.com/FGlKR0EZ6K

愛敬ありて、ことば多からぬこそ、飽かず向かはまほしけれ [人をひきつけるやさしさがあって、ことばが少ない人こそ、飽きずいつまでも対座していたい気がする] 〈徒然・一〉 #古語

ああ、みごとな花じゃ [ああ、すばらしい花であるよ] <玉の小櫛> #古語

枩風に 誘はれ出づる池邊に 映す綠を隱す藤浪 琴声を思わせる松の木に吹く風の音に誘われて池のほとりに出てみると、寄せては返す波のごとく藤の花房が風に揺れて池に映る松の緑を隠している。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/96670 pic.twitter.com/gz7hwZ4AVb

#小林秀雄 著 #本居宣長 四十八章 ①#文字②いく千年③#世④浮きたる事⑤今の世⑥萬の事⑦#皇国(みくに)⑧#国⑨萬国⇒からの關係:(前項⇒).[殊に⑦は,]⇒[⑬#言霊(#ことだま)⑭#古語(#いにしへごと)⇒[⑬の助くる⑧,⑬の幸(さき)はふ⑧と⑭にもいひて,實に言語の妙なること⑨にすぐれたるをや]と⇒宣長 pic.twitter.com/n8kYniiJ3K

#小林秀雄 著 #本居宣長 四十八章 ①#古語(ふるごと)拾遺③文字⇒からの關係:⑥は①(斎部広成撰)を重んじてゐた.その序に,[上古の世,未だ文字有らず,貴賤老少,口々相傳,前言往行,存而不忘]とある.⑥に言はせれば,この⑧の間に,生きて働いてゐた口々相傳の言が,③に預けられて以來,⇒⑥宣長⑧上古の人々

ひもかがみ 能登香の山の赱り出に 少女らなごし早苗とるかも 紐鏡に映るかのような美しい新緑の能登香山の裾野から続く田んぼで、少女たちが和やかな様子で早苗を取っているなあ。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/96477 pic.twitter.com/n95BumPhgd

くすり獵り 伊吹の山のさしも草 さしも玲瓏に夕影の燃ゆ 薬狩りのため、薬草の自生地として名高い伊吹山でヨモギを摘み取っていると夕暮れとなり、あんなにもゆらゆらと夕陽が燃えている。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/96395 pic.twitter.com/Dkwi2NOzKn

岩本照、舞台再演うれし。💛 #古典と友達になる #古語

みづとりの 青葉をぬけて立ちぬれば 広ぐる空に風の薫らむ 水鳥が青葉の間を通り抜けて飛び立ったので、その勢いを受けた初夏の風が、先に広がる空に美しく薫っている。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/95672 pic.twitter.com/7rPZK8iIBx

ゆく春に 雨の地上を潤さば 甘露となりて百穀をむす 八十八夜を控えて暮れゆく春に、雨が大地を湿らせたなら、それが甘露となって様々な穀物を生じさせる。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/95668 pic.twitter.com/Gst6LYhGVk

家の軒に 巢くふ燕わたり來す にほてる冲の廣き海原 この家の軒下に巣を作る燕が今年もやって来た。沖に広がる大海原を渡って。 #短歌 #和歌 #古語 #古典 #Utakata utakatanka.jp/tanka/95462 pic.twitter.com/lISCOMdmcc